押入れリフォームの断熱材について

押し入れのリフォームを行う時には断熱材の状況もチェックする事も大切です。

 

押し入れは元々湿気が滞りやすく、カビや結露が起きやすい傾向があります。

 

良かったらこのサイトの「押し入れリフォーム湿気対策」のページも参考にしてみて下さい。

 

クローゼットへリフォームしても、断熱状態が原因で収納物がカビてしまう事があります。

 

そうならない為にも、必ず業者に確認を依頼するようにしましょう。

 

断熱材と言っても色々種類があります。

 

断熱材は北海道のような寒冷地から、必要性が認知され始めました。

 

近年、エコロジー・エコノミーの観点も加わって、より「断熱材」に対する関心が高まっています。

 

断熱材にはどのような種類があるのでしょうか?

 

大きく分けると、「繊維系」「発泡プラスチック系」の2種になります。

 

近年注目されている断熱材で、一般的によく利用されるものをも含め知られているのは、次の8種類です。

 

【繊維系】

 

  1. グラスウール・・・防音性にも優れています。
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  3. セルローズファイバー・・・エコロジーの観点から注目されました。
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  5. インシュレーションボード・・・木質系繊維の安心感と調湿性があります。
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  7. 羊毛断熱材・・・グラスウールに抵抗感がある方への代替断熱材となっています。
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  9. ロックウール・・・グラスウールに匹敵する耐火性・吸音性があります。
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    【発泡プラスチック系】

     

  11. 硬質ウレタンフォーム・・・特殊な形状の建物にも対応できる「現場打ち」に魅力があります。
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  13. ビーズ法ポリスチレンフォーム・・・水に強い・軽い―形状が変化しづらい特性があります。
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  15. フェノールフォーム・・・難燃性・防火性・耐薬品性に優れています。
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この8種類は今現在主流となっている断熱材です。

 

いずれも空気の層を作ることで、外気温の影響を家の中の温度に伝えない事を目的としています。

 

 

 

 

断熱材のそれぞれの特徴をご紹介します!

 

■繊維系

 

 

■グラスウール

 

極細のガラス繊維でできています。
安価な部類とされている上に、防音効果もあるので、映画館やコンサートホールなどにも多くの利用例があります。
一般住宅でも、シアタールームが欲しかったり、楽器の演奏や音楽鑑賞が趣味の方には、断熱材防音にグラスウールが良いです。

 

また、素材がガラス繊維なので、シロアリなどの虫害を受けることがありませんし、火災に強いのもメリットです。

 

 

 

■セルローズファイバー

 

セルローズファイバーは木質の繊維を利用して作られています。

 

綿や新聞紙、段ボールが原料となっていて、ホウ酸や硫酸アンモニウムを配合することで、難燃性や防虫効果を持たせています。
コストとしては比較的高価な部類に入り、施工に手間がかかるとされています。

 

エコロジーの観点から注目する方の利用が増えている断熱材です。
同じ繊維質とはいえ、グラスウールに比較して調湿性に優れているという見方もあります。
家の結露が気になる方にはおすすめで、検討して頂きたい断熱材の一つです。

 

 

 

■インシュレーションボード

 

解体された木造建築物の廃材、木材加工場から出る端材などを廃木材チップに加工し、ボード状に成形したものです。

 

木材を再利用するのでエコロジーに繋がりますし、多孔質という特徴があり、木の持つ調湿性から人気の高い断熱材です。
壁の内部でおこる結露にも対応出来て、による消臭効果など、自然の木の良さの持つ特徴を余すところなく利活用できる断熱材として人気があります。

 

 

 

■羊毛断熱材

 

羊毛を使用した断熱材で、衣類として流通させることのできなかった羊毛や、羊毛の衣服をリサイクルしたものが製品化されています。
湿度を一定に保つ調湿性に優れていることから、年間を通して結露が気になる方から関心が高まっている断熱材です。

 

天然素材に対する信頼感や、洋服で体感している「熱伝導率の低さ」に関する安心感から、近年注目されている断熱材です。

 

 

 

■ロックウール

 

鉄炉スラグや玄武岩などを高温加工することで作る石綿の一種です。
アスベストの代替材料として広く使用されていますが、廃棄処理の際にも特殊な処分手順が必要ないので一般化されました。

 

ビニール袋に包まれた形状で出荷され、家の外壁と内壁の間に詰め込むように使用します。
素材そのものが水分を抱えることがなく、撥水性が高いことから、形状の保持がしやすいとされています。

 

耐火性・吸音性に優れる点は、グラスウールに近い感じになります。

 

 

 

■発泡プラスチック系

 

 

■硬質ウレタンフォーム

 

硬質ウレタンフォームは、外気温の影響を室内に与えないという特徴があります。
プラスチック内部に熱を伝えにくいガスを、泡状に抱き込ませます。

 

比較的高価な部類にはいりますが、透湿への抵抗力や耐久性に優れるとされており、長期的に見た場合に安心な断熱材と言われています。
長年使われているので、歴史のある断熱材とされています。

 

 

 

■ビーズ法ポリスチレンフォーム

 

「EPS」とも呼ばれています。

 

原材料となるビーズ状のポリスチレンを発泡させ、金型で成形します。
素材は水に強い軽いという特徴があります。

 

メリットは、水を通しづらく耐久性に優れている点です。

 

施工が容易であり、比較的安価な部類に位置する事で利用範囲が広いとされています。

 

軽量で、断熱材が自重でよれたり壁内部で落下したりといったトラブルもない為、広く使用される断熱材です。
これも比較的歴史ある断熱材と言われます。

 

 

 

■フェノールフォーム

 

寒冷地の欧州で生産され始めた種類の断熱材です。

 

難燃性・防火性・耐薬品性などに優れています。

 

不燃・準不燃材料の認定を受けている商品も多いのが一番の特徴です。

 

近年では壁に使用する釘やビスが錆びないようpH値を調整した製品もあり、カッターナイフなどで加工しやすいというメリットがあります。

 

熱を加えると炭化する性質を持っており、炭化した面は炭化膜となることでさらなる延焼を招く事がないという優れものです。

 

 

 

 

 

断熱材の見極めポイント!

 

 

上記で紹介したように、それぞれ性能や価格面でメリット・デメリットがありますが、特に気を付けて頂きたい事があります。

 

どの断熱材を使用する際にも言える事ですが、オーバースペックでないかどうかを考えてみましょう。

 

日本は寒冷地とそうでない土地とがありますので、寒冷地では通常の断熱性能で良いのかどうか?温暖な関東より南のエリアではどんな断熱材が必要かどうかです。

 

例えば、関東より南のエリアは、じめじめした蒸し暑い期間を他エリアより多く過ごさなくてはならない土地なので、どんな断熱材が合っているのか考える必要があります。

 

断熱面に特徴だけに注目してまうと見落としてしまったりするのですが、スペック過多になっている場合もあるのです。

 

支払う費用に対して効果がそれほど必要ない事もありますので、その点にも注目してみましょう。

 

地域によっては、湿度を調節する機能をも持ち合わせる断熱材を検討する必要がある場合もあります。

 

使用する木の質など、建材の組み合わせ方、その土地に合った断熱の方法も各種あります。

 

断熱材の問題などは、建築家に細かく相談にのってもらいたいですね。
今回は押入れリフォームの紹介をしていますが、特に家を建てるような時は、その土地の気候特性を理解した上で、過不足のない断熱を提案してくれる建築家の経験が必要になります。

 

大手ハウスメーカーでは「規格内」で収めるのが通常で、知らないうちにオーバースペックになっている事も考えられます。

 

断熱材の特徴を考えると同時に、本当に必要な断熱かきちんと考えてみる事が必要です。

 

押入れリフォームの断熱材一つを取っても色んな種類があり迷ってしまいますよね。

 

断熱材選びはとても大切ですので、是非このページを参考にして頂けると幸いです。